少子高齢化
少子高齢化。一度は耳にしていることでしょう。
それはなん年前のことですか?ここ十年といったところでしょうか?
その動向が見え始めていたのは1970年代半ば頃からです。
(厚生労働省の人口動態総覧の年次推移から)
1970年代から兆候はあったということになる。
だが、問題視され始めたのはほんの十数年前。
約40年前から少子高齢化は始まっていたのだ。
今更、あがいたように問題にしても救済は行き届かず、
晩婚化が当たり前、共働きが当たり前…
結婚に夢を抱く若者が減少というメカニズムである。
1人の方が自由度が高く幸せ度も高いと思っているのだ。
それが根付いてしまっている以上、その考えを変えさせない限り少子化は進んでいくだろう。いっときの給付だけに飛びつくような若者はもういない。ほとんどが、大学を卒業し知識を蓄えている。対象を見誤ると、さらに不信感が湧くだけなのだ。
実際に少子高齢化の一番の問題とされているのが、社会保障(年金問題)だ。
年金制度を策定した当初は若者11人で高齢者1人を支えていた。しかし、今では若者が
3人で1人を支え、将来的には1人で1人を支えるようになる。そうすると、自ずと若者の負担が増え、子供を産むどころではなくなる。少子化が進む。2つの問題ではあるが同時に政策をしなければ意味をなさないだろう。
そして、選挙という手法をしている限り付いて回る有権者という存在。
少子高齢化ということは、有権者の多い高齢者に対象が行きがちになる。
日本という国を良くする為に動こうとする者が現れなければ、このまま突き進むのみだろう。
問題が1つ起こると他の問題に派生する。
だから、1つ問題を解決することで解消される問題がいくつもある。
例を挙げると、少子高齢化のため、
働く人が減る→(会社は維持、大きくしたいと思っている)
→1人あたりの仕事量の増加→残業時間の増加(ブラック企業)→離職率・自殺者の増加
これはざっくりと書いたが、全ての問題が派生して問題を起きていることをわかってほしい。
少子高齢化についての問題は様々な問題を取り巻いている。
今後もその実態について書いていきたい。