若者の自殺
社会人になって間もない若者が自殺してしまうケースが後を絶たない。
少子化だと叫ばれている中で、これからの日本を担っていく存在であるのに…
会社との間で悩みを抱え、きっと自分の思っていることを伝えても若い人の声なんて聞こうともしていない、耳を傾けない会社が多いのであろう。
そして、親もまたそんな会社で何十年も働いてきた。
そうすると何が起こるか、どこにも逃げ場も受け入れてくれるところもないのだ。
心はどんどん追い詰められ、若者が何かを主張するには自殺という手段しかなくなる。
社会に、会社に、自分の意見・気持ちを訴えるために。
今の若者が弱いわけではない。
社会がそうしてしまったのだ。ゆとり教育という個性を伸ばした教育をし、先生が叱り手を挙げると体罰になる。怒られることが少なく育つ。そうすると、何十年も前にやっていた指導方法を今の若者にやってどうなるか。そりゃ、通用しません。時代が変わるとともに会社のあり方も変わるように、指導方法・教育方法も変えなければなりません。ですが、教育するのは上司…改善されないでしょうね。これが現実です。
だからといって上司が悪いのか。そうでもない。
その中で何十年も働いてきた上司はそれが当たり前なのだ。
今まで通りにやってきた、それなのに…と感じているだろう。
ただ一つ言えるのは、考えることをしていない。
それが当たり前だからと思っていること。
その固定観念に捉われていると、いつまでたっても変わることはできない。
少子化が進む一方で、若者の自殺が増加したら、
日本を支える人は誰もいなくなる。
今、何について考え、何の対策を一番に考えなければならないのか。