あたしのことば あしたのことば

私だったら、僕だったら、どう考えるか。感じるか。世界は想像力・創造力で溢れている。

第四の権力

メディアは、司法・立法・行政の三権に匹敵する影響力を持つという意味で

第四の権力と言われている。

 

それだけの力を持っているのに対し、メディアを制御できる組織はない。

BPOは、放送倫理、番組向上を目的としているため制御という意味合いではない。

 

だから、なんでも自由に報道できる。表現の自由が引き合いに出される。

だが、メディアというのは公的機関と同じ威力を持つ。

一般の人の表現の自由とは少し意味合いが違ってくるはずだ。

 

選挙だって、メディアの報道の仕方で左右される。

本来はもっと汚職している議員がいるかもしれないが、不倫や暴言の報道がでることで、報道された議員は落選、汚職しているが報道されていないため当選、このような結果が生まれてしまう。それが平等か、公正と言えるのか。

 

私たちはメディアに踊らされている可能性があるのだ。

 

だからこそ、メディアリテラシーを備えてくださいとよく言われる。

 

だが、本来はメディアの在り方を変えるべきではないか、

制御する組織が必要ではないか。

 

もっと根本を考えるべきなのだと私は思う。

メディアは、芸能人の不倫報道やパパラッチばかり報道するが、

本来のメディアの役割とは何か、考えるべきだろう。

本当に受け手(視聴者)が必要な情報はなにか。

たしかに、今のテレビ局は広告費が主な財源であるから、視聴率によって左右されてしまう。商業である以上、仕方のないことだが、しかし受け手に興味がなくても伝えなければならないことがあるだろうと思う。

 

それを避けつづければ、私たちはリスクを考えることを辞め、ただ、全てを受けとるだけの生活になる。